今年4月、プレイステーション・ネットワークが攻撃を受け、過去最大規模で個人情報が流出したが、
どれほどの人がそんな事態を事前に想像しただろうか。
クレジットカード情報や住所氏名等、重要な情報を入れていない人も多くいるかもしれないが、
それは唯の安全策であって、漏洩の可能性を見据えた人はどれほどいただろうか。
ソニーのネットワークが攻撃されるという認識はあっただろうか。
想定していない状況が起こり得るのであれば、他の企業にだって言える。
ソニーは攻撃されたが、Googleは攻撃されないと、本当にそう言えるだろうか。
同じ脳で、この前までソニーを安全だと思っていたのに?
検索以外のGoogleのサービス、Google Apps を利用したくない理由のひとつに、それがある。
Gmail を信用する理由がない。(上記に加えて、メールは平文といって、暗号化されない通信だ。)
「便利」だとか「流行」などの安い理由に唆されて、重要な情報をGoogleに預けたくない。
もちろん、必要がなければ他の企業にだって預けたくない。
他には想像に難くない、「大企業の独占状態に対する反感」というものがあり、
まあMicrosoftへの批判と同じ種類だと思ってもらえば良いと思う。
乱暴に言えばこうだ。「何でもかんでもGoogleかよ。気持ち悪い。」