日々感じたことや考えたことを公開していきますが基本的には覚書。
Profile
image
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【2022.12.31 Saturday 】 author : スポンサードリンク
| - | - | - | pookmark |
余震についての覚書

余震が起こるのは悪いことじゃない、と理解して欲しい。


1.「慣れ」は必ずしも悪いものじゃない
 人間、継続的な刺激への反応は徐々に鈍くなるもので、油断や慢心は危険だ。だが、
 揺れの精神的ショックが少なく、かつ危機意識と瞬発力が研ぎ澄まされている状態は、理想的である。

2.頻度は崩壊の兆しじゃない
 ジェンガじゃないんだから、揺れが続くからもう駄目なんだ、ではない。
 そんなの当たり前だと思うだろうが、思いの外、恐怖心というのは論理的ではない。
 ならば、論理によって恐怖心を征服すれば良い。

3.ガス抜きだと考える
 地震は簡単に言うとプレートに溜まったエネルギーが発散されることで起こる。
 極論すれば、こまめに「ガス抜き」をしていれば、大地震は起こらない。
 余震が「ガス抜き」になっているとすれば、そう悪いものでもない。

4.世の中は理屈で動いている
 まずその事実を100%受け入れ、次に理屈を押さえれば、何も怖いものはない。

 日本列島はひしめき合う4つのプレート上に存在し、プレートにはエネルギーが蓄積されていた。
 今回の地震で一部のエネルギーが発散され、プレート間の力バランスが狂った。
 落ち着くまでしばらく余震が続く。力は弱い部分へと流れ流れて、やがて釣り合うのである。

 かなり乱暴な解説ではあるが。

 地震情報をじっと見ていると、震源の位置が何種類かに分かれることに気づくと思う。
 宮城県沖・福島県沖・茨城県沖あたりのものと、長野県や新潟県あたりのものだ。
 いずれの震源も北米プレートの境界付近だが、前者は太平洋プレートとの境界で起こり、
 後者はユーラシアプレートとの境界で起こっている。

 動画にまとめたものがあり、とても解りやすい。
 http://www.youtube.com/watch?v=totP-TObCsc


 ああ、プレートが押し合いへし合いしてるんだ、と思って、不安な気持ちが幾らかマシになってくれれば幸い。

【2011.03.23 Wednesday 00:14】 author : サンスベリア
| 覚書 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東日本大震災 10日目

【現状報告】
 私は関西在住で、被害は全くない。しかし、“16年前”も関西在住だった。
 発生当初、数字を見るだけで結果を察するには十分だと思ったが、後に続々と明らかになる現状、
 二次災害、風説の流布、人々の絶望感や憤り等に心を痛めつつ、
 無力さに打ちのめされたり、その中で可能な言動を行ったりしていた。

【情報整理の必要性】
 甚大な被害と、全国・全世界の人々に不安を与えた本件において、
 一刻も早く、かつ常に、最新で正確な情報を管理・周知する必要があった。当然今もある。

 今回私にはそれをする能力がなく、もちろん一般大衆にもそれはなく、できることと言えば、
 デマや無根拠の言説を流布することなく、またそうしないよう周りに呼びかけつつ、
 専門家等の正しい情報をRetweetするくらいだ。

 今後、対応を十分に考えなければならない。

【主な課題】
・電力供給。夏場に向けて倍増する需要に対し如何に応えるか。
 計画停電を行う技術力は確かに高い。住民の理解やモラルもある。だが、自重には限界がある。
 今後、復興・経済発展を行うなら、大きな需要減よりも代替の電力供給源が必要。

・短期間での復興。町を再建し、住民を呼び戻し、産業を復興させるのにどれだけ時間がかかるか。
 気持ちだけで現実は持たない。経済的なロスが続くと人は離れ、悪循環を招く。

・原子力発電所への対応。発電所や町の除染は何を以って完了とし通知するか。
 除染そのものに加え、風評被害対策を重点的に行わなければならない。

【幾つかの結論】
 日本は頑張れる。日本人は強く優しい心を持っている。
 耳にする、本件における大きな結論の一つを、まず改めて認識して欲しい。

 そして同時に、私は当日の周囲の反応を忘れない。

 私がいたフロアで、まさにあの時、笑っていたヤツがいる。
 規模を知ってもなおヘラヘラと、地震を冗談として扱った人たちを私は許さない。

 日本人の特徴は、「日和見主義」や「付和雷同」の嫌いはあるものの、
 概ね「和を以って尊し」であり「右に倣え」である。
 それは「思い遣る」を媒介とするべきで、「対岸の火事」が主意であってはならない。

 日本人は優れている。しかし、劣化もし易い
 いずれの面も、私は忘れない。

【2011.03.20 Sunday 19:24】 author : サンスベリア
| 覚書 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
Page Top ▲