日々感じたことや考えたことを公開していきますが基本的には覚書。
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【2022.12.31 Saturday 】 author : スポンサードリンク
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今必要なのは、龍馬よりも、ソクラテス。

我々は、とかく物を知らない。もちろん、私も含めて。
何よりもまず、そのことを認識しなければならない。


確かに、人にはそれぞれ日々の役目や暮らしがあるのだから、「全てを追わず、流れに付いてさえいければいい」と思ってしまうのも、無理はない。
能動というのは疲れるのだから、ある程度の受動は仕方がない。

だが、あまりにも物を知らず、そして「物を知らない状態を是とする」風潮が、
そこかしこに染み付いていると、最近とみに思う。

私はその風潮に警鐘を鳴らしたいが、現状、その響きに力はなく、耳を澄まさねば聞こえない。
つまるところそれは、構造的に、ほとんど無力だと言えるだろう。


恥は捨て、見栄は忍ぼうと思う。
我々は何も知らない。彼らも、貴方も、もちろん私も。
しかし私は、少なくとも自分が無知であることを知っている。貴方も、そこから始めよう。

【2010.05.24 Monday 22:15】 author : サンスベリア
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「INWO」に見る情報伝播の一例(デジャブ)

INWO(Illuminati: New World Order)というカードゲームをご存知だろうか。
まあ、知らなくてもいい。
私も多くを知っているわけではないが、様々なショッキングな場面が描かれたカードがあり、
特に「2つのビルに飛行機が突っ込む」「ペンタゴンが炎上する」等が取り上げられることが多い。

画像は加工しない限り偽りがなく、概ね信用に値する。
そのゲームがショッキングな「印象」であることは十分理解できる。
では、文章はどうか。

ざっと情報を追った限り、以下の流れを確認した。
(とはいえ、2008年の話なのでご了承を。)

 1.このカードゲームに関して、ベンジャミン・フルフォードという人がブログを書いた

   「INWOは、陰謀めいた内容のため、その発売前に会社が訴えられ家宅捜索を受けた。
    発売後はベストセラーになったが、様々な圧力により発売中止になった。」

 2.それを元に、多くの人がINWOを「同じ内容で」紹介した
 3.その「内容」に対し、ただ1つだけ反論が書き込まれた
   (ページ中ほど)

上記の構図に既視感を覚えた。
甲野善紀氏が唱えたデマ「梅路見鸞は阿波研造氏の師」を、
多くの人が「引用」して伝播させた状況に対し、私がこのブログで反論した構図に似ている。

書き込まれた反論がどの程度的を射ているか、私は検証をしていないのだが、
少なくともこの構図が見えた時点で、何かがおかしいと思った方がいい。
まあ、尾ヒレではないが、「箔」が付く方が好まれることは解る。解るが、不適切。


反論の要約を以下に記す。

 ・家宅捜索について
   ・確かに Steve Jackson Games は Secret Service の家宅捜索を受けたが、
     INWO のせいじゃなくて、RPG のサプリメント GURPS Cyberpunk のせい。
   ・当該サプリメントの著者 Loyd Blankenship はハッカー集団 Legion of Doom の元メンバー。
   ・押収されたのは GURPS Cyberpunk の原稿電子ファイルおよび SJG のパソコン通信 BBS をホストしていたPC。

 ・INWOについて
   ・1990年時点で INWO は企画すらなかった。
   ・Illuminati というゲームは1981年からあったが、押収された事実はない。
   ・INWO は、1993年の MAGIC:The Gathering 大ヒットを受け、Illuminati をTCG化した製品。


追記。
デマを唱えた甲野善紀は、他のいくつかの理由もあいまって、大嫌いだが、
このベンジャミン・フルフォード氏は、たとえ本件が邪推だとしても、尊敬に値する。

一番の違いは「金の臭いがしない」。
だが、そんなことはどうでもよくなるくらい、彼の演説は見るべき。心に響く。

【2010.05.22 Saturday 23:14】 author : サンスベリア
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梅に鶯 柳に燕 松に鶴

「梅に鶯」の表現は、全く正しい。

それが以下サイトの結論(の1つ)。
梅に鶯、花札のうぐいす

当サイトは、主張の論拠を出典と併せて説明しており、非常に素晴らしい。
惜しむらくは、長さのあまり読み易いとは言えないことか。

しかし真に注目すべきは、古来の言葉が正しいという結論や、近年浮上してきた新説が間違っているという事実や、Wikipediaが不確かな情報を掲載しているという現状ではなく、「愚者の典型」についていくつか考察されている点。
それに関して、後日まとめてみようと思う。

なお、掲題の3つの組み合わせは、上記サイトにも載っている、花札の絵柄。
「取り合わせの良い、めでたい例」として古来用いられたとのこと。

【2010.05.19 Wednesday 21:22】 author : サンスベリア
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