戦後の復興を実現した世代が、天皇という象徴を心の支えにしていたとしたら、
道を見失い彷徨っている若者は、その支えがない世代だから、とは言えないだろうか。
私自身、『平等』が当然だと教えられた時代に生まれ育ったのもあり、
天皇家が特別な存在であるということを快く思っていなかった。
最近まで、世界に誇れる歴史ある皇室という点でのみ評価していた。
しかし昨今の、ご成婚50周年のニュースを見るにつれ、
それほど人から支持されるというのは実はとても素晴らしいことで、
その支えを持つ人は、なんというか、頑張れるのではないかと思った。
元より1つへの篤い信仰というよりは、広く浅い信仰の人が多い国。
王家=皇室という支えは、宗教より精神の多くを占めていたのではないだろうか。
忠誠心や、愛国心や、信仰心。
支えは何でもいいのだが。
全くの勘だが、
昭和の時代に少年期を終えた世代までは、皇室への興味が強い気がする。
1989年から平成なので、1988年に12歳になる人、1976年生まれ以上が、上記に該当する。つまり、概ね1970年代末に生まれた世代以降が、冒頭で述べた「支えがないために道を見失い彷徨っている若者」の世代ということになる。
いかがだろうか。
単なる邪推かね?