まとめ方でもオチでもなく、ネタを終えるきっかけの話。
つまるところ従来の漫才では「もうええわ」「やめさせてもらうわ」の部分だが、
髭男爵というコンビは、ここを探しあぐねている感がある。
少なくとも今までに3パターンある。
初めの頃が1.で、最近見たのが3.だったのでおそらくこの順だと思うが、そこまでちゃんと調べていないので、もしかしたら正確でない可能性もある。
1.ルイさんが上を向き、天に向かって「闇をくれい」
2.ルイさんが(フランス語っぽく?)「もう、ええ、わ」と言いながら乾杯
3.ルイさんが急にひぐちくんの肩を突き、「ボンジュール!」
こうして並べてみると、やはり3.はおかしい。
「こんにちは」で別れるのはおかしいし、何より急に肩を突くのが怖い。
今まで2人で楽しそうに笑っていたのに。
2.も何だか釈然としないこそばゆさを感じていたし、
1.に至ってはスタッフへの指示にしか聞こえなかったが、
今になって思えば、闇を求めるというのは、貴族の秘めた憂いのようなものがあるのだと曲解できなくもない。しかし暗転しない舞台では使えない。
普通に、貴族っぽい別れの挨拶を言ったあとに乾杯するのでいいと思うけどなあ。
「オー・ルヴォワール」や、フランスの固有名詞やそれっぽい単語で。