テレビに何度も出たら売れっ子扱い、
すると集客力が生まれ、ますます出演数が増える。
やがて流行っているだの大人気だの言われることになる。
が、要は最初の「テレビに何度も出す」という決定で、
それは視聴者がどれだけ笑ったか、とは無関係のところにある。
笑えない新人お笑い芸人が、近年やたらとプッシュされている。
具体的には小島、エド、藤崎、あたり。
全部、勢いやリズムのスタイルがあるだけで、中身は空っぽ。
小島さんに関しては、
「電話で母親泣いていた、でもそんなの関係ねぇ!」
という自虐ネタで1回、
「花粉症。 でもそんなの関係ねぇ!」
というフォーマット破りのネタで1回、笑っただけ。
(後者は内容が合っているかは不明だが、単語だったのは確か。)
エドと藤崎では笑ったことがないし、3人とも今では全く笑えない。
人気のでっち上げ。捏造。
前にも言ったが、番組のあり方も考えなければならない。最近よく見かける芸人を出してクイズさせればいいってもんじゃない。
しかし、結局どこかの番組がGoサインを出してプッシュし始めたら、他の番組もそれに便乗した方が宣伝になる。問題は、初めのドミノを誰が倒すか。どのドミノを倒すか、ではない。誰かの思うがままになってしまっている、ということが問題。
流れとしては、
テレビがマスメディアとしての隆盛を極めていた頃からの悪習が、今その立場から凋落したために露呈しているのが現状。各種捏造だとかマスコミの態度だとか。
面白くないものにはちゃんとNOと言える公式団体はないものか。
ところで、以前ヘキサゴンIIで見た小島よしおの新ギャグがつまらない。
というか意味不明。
何故それで面白いと思うのかが不明。多分考えてないのだろうけど。
以前何かの番組であった、小島よしおの分析で
「『オッパッピー』で、パ行は印象に残りやすい」
「『そんなの関係ねえ!』のリズムが子供の鼓動より早くて好まれる」
「『ウィ〜〜〜』の動きが求愛行動」
と言われていた。(うろ覚え)
それを利用したのだろうが、「ピヤー」は全く面白くない。
いやそもそも面白いわけがない。
何を考えてこれをギャグだと言い張るのかわからない。
かつみさゆりの「ボヨヨ〜ン」の方が100倍面白い。
機会(と仕掛け)があればギャグとして、自分もやりたいとも思う。(女性だったら。)
何より楽しそう。
「ピヤー」は楽しそうじゃない。苦しそう。
切羽詰ってるもの。
本人が楽しそうだからまあいいや、と思うのは
以前も言った「髭男爵」のネタ。
結局は個々人の感性なのかもしれないが、
誰もが、それにしてもおかしいだろ、と思うことはある。
その基準を英語でコモン・センスという。共通の感覚ということだ。
個々人の感性とはいえ、それほど差があるものではない。
まあ辞書で引けば「常識」と出てくるが、向こうの人は感覚的なので。