大衆は流されるもの。多数派に便乗すること自体は不自然ではない。
しかし個々人には「その他大勢」ではない理性が求められ、また求めようとする。
つまり、「自然な流れ」に流されぬよう、意図的に存在するための理性を養うための覚書。
以下は程度で分けたが、「1つの事件はどれか1つにしか属さない」というわけではない。
1.犯罪:贖罪・更正するまで批判が必要。但し、人格批判は要考慮。
秩序に対する罪。最近の例では元時津風親方の件。
稽古と称した暴行、あるいは教育と称した虐待。
2.反規則・反則:適度な批判は必要。但し、理性的・中立的である必要有り。
公正に対する罪。最近の例では亀田一家の件。
元々は次項だったが2.が加わり、批判の風潮に加速度を感じた人も少なくない。
3.反社会的・不適格:善悪の区別とある程度の批判は必要。基本的に本人次第。
規範に対する罪。最近の例では朝青龍や沢尻エリカの件。
朝青龍関については、横綱として以前に、以下の「力士修行心得」を見られたし。
「力士修行心得」
一 国技相撲を習得する力士の言動は衆人の範となるよう心掛ける事。
一 社会道徳、一般常識に欠ける言動を慎むこと。
一 相撲は礼に始まり、礼に終るを根本精神にしているので先輩・上位者には勿論のこと同僚の間でも正しく挨拶する事。
一 休養があって激しい稽古も出来るので早寝・早起の習慣をつける事。
一 勝負の社会では人より多く稽古することによって成功することを忘れない事。
一 病気・怪我は進歩の大敵であるから摂生に心がける事。
一 摂生に注意し、病気・怪我を恐れず精神力の偉大さを信じて稽古に励むこと。
一 服装を正しくすること。(帯はうしろで結ぶ
※これは武蔵川部屋に掲げられているもの。
国技館に掲げられているものについては「力士修行心得」で検索すると確認できる。
なお、掲載にあたり許可を得たものではない。
もし権利者からの連絡があった場合は速やかに当該箇所を修正することを宣言する。