人間の体には恒常性という性質がある。
ある一定の状態を保持しようとする働き、くらいの意味と思っていい。
血中糖度がいい例。上がったら下げて、下がったら上げる仕組みがある。
食事に関してもそう。
「摂取量×吸収率」で摂取カロリーが計算できるとしたら、
摂取量が落ちれば吸収率を上げて摂取カロリーを一定にしようとする。
安易な断食が却って増量の元になるのはこのため。
摂取量を減らしつつ代謝を促進させないと意味がないが、代謝に関しては後ほど。
腸内環境のために断食は有効ではあるのだがこれも別の話。
今回の方法:「苦しみを覚悟する」
今までの習慣で「増量した、あるいは太った状態を維持していた」のなら、
痩せるために行動すれば、恒常性のため、体は苦痛で警告を発する。
つまり「こんなに苦しいんだから元に戻せ」と言ってくる。
これを無視する覚悟をもつこと。
旧来型の精神論だが、努力には苦痛を伴うのが至極当然。楽して痩せたいと思う人がいるかもしれないが、その考えは容姿よりはるかに醜いものと知っておくといい。
素晴らしき理想のために、体と欲望を自分で支配すること。
具体的にすることはない。
今までの習慣を捨てる不自由さと得られるであろう苦痛に備えること。
もしくはそのままの状態を容認するか、天秤にかけること。
個人的には、努力している人は美しく、覚悟した人は格好いい。
容姿がそのようになる。(逆は真ではない)
単純な見てくれよりもよっぽど本質的で、大切だと思っている。
この記事は3章構成の2つ目です。
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