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【2012.12.16 Sunday 】 author : スポンサードリンク
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万願成就? "What's Your Wish?"
『「願いごとを増やしてくれ」という願いは成立しない?』解答例としてのフローチャート思考

願い事を一つ叶えて消える魔人にハンターは「叶える願い事を無限にしろ」と言う。
承諾した魔人は、叶えたと言って帰る。
元々の条件が一つで、それを叶えたのだから当然帰る。電源タップにいくらたこ足配線で増やしても、元をコンセントから抜けば全ての電力が途切れるように。と主張。

というお話に、

終了条件が一度きりの前提で、元々ループはしないものだった。
終了条件までにハンター側にループを作るプログラムを考えればよい。

との解答例を示したのがTB元の記事。
よくある話を処理と終了条件からプログラムとして考えるという思考練習。



「魔人がハンターの願いを叶えた」ことになるまでは終了できない。
「願い事を無限にして」では、無限になった後に帰る。
無限の可能性を手に入れた直後にその機会が終了してしまう形。
しかし「一つだけ」という文言に反応して「数を増やせ」と願うから駄目なのであって、「私の○○個の願いを叶えて」と言えば、果たしてそれでいいのか。


こういった場合、何でも願いを叶えられる前提のようだが、
厳密に、大人気ない反例を挙げると、論理的に矛盾した命令は実行できない。

昔どこかで見たが、
神が全能でないという証明方法に以下のようなものがあった。

「神が持ち上げられないほどの石を作れと言う。作れなければ神はそれを『作れない。』
できたなら持ち上げてみろと言う。持ち上げられなければ神はその石を『持ち上げられない。』」

矛盾の実現を命令してお前は全能ではないと言うわけだが、
理論的に矛盾した存在はそもそも実現できない。
うそつきパラドックスなどは、それ自体は矛盾ではないが、永遠に終わらない、論理的に帰結しない。
現実は論理的に整然と帰結するものであって、
矛盾状態など論理の破綻は、通常は意識的・無意識的に避ける道を選ぶのが普通。

例えばこういう願いを言ったとしよう。
「私の願いを叶えてもずっと私の傍にいて」
なお問題文には「魔人の姿は、魅惑的な美人ではない」とは書かれていないし、ハンターが女性で魔人がとても男性的魅力に溢れていたら、こんな願いも不自然ではない。

さて魔人はどうするだろう。
どうするもこうするもない。自己言及のパラドックスだ。
論理が破綻している。当然、これは願いとして却下される。

そう、矛盾した願いは当然却下できる。
プログラムで言えば処理が実行不可能だからだ。

一つだけ願いを叶えると言う条件に、数を増やす内容は矛盾していないか。
魔人の条件がどれほどフレキシブルなのか。
もし運命的・機能的・本能的に「一つで終了」と仕組まれたものであるなら、
数は増やす願いはそれらに矛盾するため却下できる。

また、問題文に明記されている「お前の(願い)」という部分がなければ、
任意の、最初に解決する願い一つを叶えた時点で魔人は帰ることが出来る。
つまり問題ではハンターだけが権利を持っていることになる。
さて権利には義務が相対し、魔人は債務者となる。
魔神は誰か特定の人物に債務を負っているのであれば、「お前の」となる。
ハンターに恩義を感じたり、アラジンで言えば持ち主への服従本能。
ハンターを選んだのが魔人の厚意であれば、任意でよい。

イニシアチブをどちらが持っているかにもよるという反論。
TB元と似たようなことに見えるが内容が違うことは分かっていただけるだろうか。
極論を言えば、魔人の裁量でNoと言えればそれまで。


こう考えると可能性としては、厳格に一つしか叶えられないかもしれない。
願うのは我が身の幸福だろうか。魔人に似た超能力を得ることだろうか。いや後者は可能なのか?
やはり目的は、今だけではなく今後の保険も含めた満願成就。
「この先いくらでも願いを叶えてくれる状態」が欲しい、と思う時点で物語的には失敗例の主人公になっていると気付くのが良いのかもしれない。
【2008.01.15 Tuesday 23:47】 author : サンスベリア
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【2012.12.16 Sunday 23:47】 author : スポンサードリンク
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