mixiはサイクルでいえば衰退期に入っていると思う。
利用者数が最大の売りであり頼みの綱であり本質であるが、
増えすぎたため、もうクローズな世界ではなくなった感がある。
そもそも私は個人的に、ネット上でクローズだとか匿名だとか言ったものは信じていないので、今回の規約騒動にしても、運営の無知・無能さが露見した以外の「裏切られた感」のようなものは感じなかったのだが。
それはともかく、加えて、
利用者数が増えすぎるということは、参入障壁が低くなるということ。
誰でも参入できるということは質の低下を招く。
参入だけでなく、その場でのあらゆる敷居が低くなる。(他に妥当な表現が見つからなかったために使用しているが、本来敷居が低いという表現は適切ではない)
「バトン」は、リンクやリングやランクや同盟といった、いわゆる「ホームページ時代」にも存在したが、現在mixiには、サイトやブログに疎い人間までもが参加しており、中には意味が通じないユーザーがいる。あるいは、調べもせずに似たコミュを作るだとか、「はじめましてトピック」を乱立させるだとか。
知らないことが問題なのではない。
「知っておくべきこと」への努力がなくなるのが問題。
昔は、閉鎖的な特別な空間に参加するといえば、当然「郷に従え」、ある程度は自分で調べ、初心者だからといった甘えなど持たず却って襟を正し、それなりの振る舞いができるように努力するもの。
mixiだってそう。2ちゃんねるだってそう。
初心者の質が低下したというユーザー側の原因もあるかもしれないが、抵抗となる障壁が減少することはそれを助長する「誘因」になるという話。
もともとクローズなんて幻を売りにするのがまず問題。
しかし皆が幻に群がり、人が人を呼び、いったん成功する。SNSの代表として牽引。
次に、人が溢れ、質が水増しされる。
成功を収め利用者が増えたことを餌に、様々な企業がやってくる。
幻が消えかかっていることに気づかない利用者が多い中、運営が誤った判断を下す。
そしてここへ代替案が台頭してきたら、世代が変わることになる。
もうmixiじゃなくていい。そう言える時が来る。
一応覚書。しかし極めて雑記に近い。
出会い系のメールで、mixiが終わるというデマが書かれたものがある。
(だからこのSNSに参加しましょう、という文意)
代替案として提示する以上、mixiより上質のサービスなんでしょうね?