朝、出社前に見た情報なのでうろ覚えだが。
洞爺湖サミットの達成度について街頭アンケートを行ったところ、
100点満点中、平均して50点だったらしい。
その後、専門家6人の平均点が発表されたのだが、
これが55点だったとか。
そして画面に表示される、「50<55」という式。
どういうイメージだろうか。
国民の印象よりも実は前進しているのだ、と捉えられなくもない。
しかし、実は専門家は6人いたが、そのうち1人は70点をつけていた。
70点がいて平均55点なら、40点の人がいるかもしれない。
もちろん、いないかもしれない。
70、52、52、52、52、52、かもしれない。私は知らない。
だが、専門家の間で点数が分かれることは、平均点とはまた別の意味を持つ。
一方で、街頭アンケートの平均が確か、50.08点だった。
ということは、普通は点数を整数でつけるものと期待して、
最低でも50人は対象がいたという推測が出来る。
(こちらも当然点数のばらつきはあった。)
素人50人と、専門家たった6人の、
単なる平均同士を比較して何の意味があるのだろう。
「平均」と「ばらつき」は別の尺度であり、
「平均」だけで何かが正確に語れるわけではない。
統計学を真面目に勉強にしていなかったので、
私自身あまりわかっていない。また折を見て、触りだけでも復習しようと思う。